東京メトロ日比谷線恵比寿駅から徒歩約4分、5番口を出て駒沢通りを西方向へ進むと通り沿いに「HUGO DESNOYER」の文字が目立つ緑色のファサードが目に入ります。本日は恵比寿にて復活を遂げた「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」をご紹介させていただきます。
最近は霜降り肉だけでなく、赤身肉、熟成肉などにも注目が集まりちょっとした肉ブームとなっています。そのブームのなか世界一の肉職人と称されるユーゴ・デノワイエ氏が認めた肉を提供して話題になっていたお店が2017年5月にクローズしました。このクローズは採算が取れなかったためではなく、パリにある本店のグローバル戦略の見直しによって、やむを得ずというものだったようです。
しかし、2017年10月に同じ場所で「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」がリニューアルオープンしたのです。このリニューアルオープンに際してクラウドファンディングによって支援者を募集していたことも話題となりました。このクラウドファンディングでは目標額の設定100万円に対して500万円近い金額が集まったことでも、その注目と期待感の高さが伝わってきます。「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」の何にそれだけの魅力があるのでしょうか。
「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」の魅力は何といっても提供される肉の質の高さにあります。NYタイムズが「世界一の肉屋」と称したパリの肉職人がユーゴ・デノワイエ氏であり、良質な肉を提供するということに掛けて信念を持っています。「アニマルウェルフェア」がその信念の表れのひとつです。アニマルウェルフェアとは、直訳すると動物福祉となりますが、食肉となる動物に出来る限りストレスを与えずに健康的な生活を送れるような飼育方法のことを意味します。このアニマルウェルフェア基準を満たした肉は、赤身肉の中にある旨味成分であるアミノ酸が増え、柔らかな肉質によって程良い噛み応えと、旨味の詰まった肉汁が堪能できるといいます。そして、このアニマルウェルフェア基準を満たした肉の代表格が「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」で提供されるフランス直送の「リムーザン牛」なのです。
「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」で国産肉も提供されます。もちろんユーゴ・デノワイエ氏が自ら足を運び飼育環境について厳しいチェックを行った上で認めた牧場で生産されたものとなります。そして、これらの肉を熟成させて更なる味わい深さを実現させているのです。是非、「ユーゴ・デノワイエ恵比寿」へ足を運び、世界一と称される肉を味わってみてください。