JR山手線恵比寿駅から徒歩約3分、東口を出て北東方向に進み、喫茶ルノワールが右手となる道を北東方向へ更に進んでいくと赤いタコの滑り台が目を引く公園に突き当たります。本日は「恵比寿東公園」をご紹介させていただきます。
「恵比寿東公園」は2,666㎡という広さを持ち、滑り台、ブランコ、砂場、鉄棒、親水施設、芝生広場、緑化フェンスが設置された公園です。細長い形をした公園は戦災復興区画整理公園として整備され、開園は昭和33年と歴史があり、平成23年に全面改修されました。
小さなお子様のいらっしゃるご家庭では、住もうと思う街に、ある程度大きくて安全、安心な公園があると良いのにと思われることは多いことだと思います。「恵比寿東公園」はそのように考えられるご家庭の方にはお勧めできる公園だといえます。「恵比寿東公園」は実は渋谷区で唯一の児童福祉法で定められた児童遊園なのです。児童遊園は児童福祉法で定めた児童厚生施設のひとつであり、幼児から小学校低学年の児童の利用を前提としており、ブランコなどの遊具が設置され、児童厚生員が配置される又は巡回する公園です。児童厚生員とは児童福祉法で定められた児童厚生施設である児童館や児童遊園などで、子供たちが自主的に遊ぶことができるようにサポートする役割、安全に配慮する義務を持っており、公務員であったり自治体や社会福祉協議会の嘱託職員であったりしますので安心して子供を託すことができます。また、誰でも児童厚生員なれる訳ではなく、児童の福祉を保障する児童福祉法で定められている条件を満たしている必要があり、児童専門のエキスパートです。もちろん児童遊園を利用するのにお金は必要ありません。子供が伸び伸びと遊ぶには実に環境が整った公園です。
「恵比寿東公園」のシンボルはタコの滑り台です。公園の赤く塗られたタコの滑り台が通りからも目を引きます。実はこのタコの滑り台は平成23年の全面改修に合わせて姿を変えていたことをご存知でしょうか。それまでのタコは今よりも大きく、滑り台の坂も小さな子供には急で少々危なさを感じさせるものでした。そこで最新の安全基準に合わせた遊具に変更すべくサイズダウンし、坂の角度も緩やかなものに変更したということです。小学校高学年となると少し物足りないかもしれませんが、やはり幼児、低学年の子供を持つ親にとっては安全が一番です。
「恵比寿東公園」ではソメイヨシノ、シダレザクラなども植樹されており、春には桜を眺めるという大人の楽しみ方もできる公園です。天気の良い日などは子供と一緒に公園へ歩いて出かけるという楽しみ方も恵比寿の街にはあります。