東京メトロ日比谷線恵比寿駅4番口から徒歩約2分、駒沢通りを西に向かって進むと右手の角地に立つマンション1Fに自家焙煎した珈琲豆で珈琲を煎れてくれるお店があります。本日は「ヴェルデ」をご紹介させていただきます。
世界で愛される嗜好品となった珈琲は、その昔は医薬品として限られた人達だけの間で使われていました。医薬品としての珈琲は現在の味とは全く異なり、決して美味しいものではなかったといいます。珈琲が現在のような広がりを見せるきっかけとなったのは焙煎という技術が普及したことに由ります。この焙煎により香ばしくて程よい苦みを持った珈琲を楽しめるようになったのです。
珈琲は焙煎を行った後の鮮度が大切です。「ヴェルデ」では、この焙煎を自分の店で行っています。毎朝と毎夕に「ヴェルデ」の煙突からは自家焙煎を行った際の煙が煙突から出ます。このため「ヴェルデ」の周辺の朝は珈琲の焙煎の香りから始まるのです。
「ヴェルデ」では珈琲豆の自家焙煎を行っています。珈琲豆は焙煎した後は酸化が進み鮮度が落ちていくため管理が大切なのです。自家焙煎を行う「ヴェルデ」であれば、その管理は適切に行われていますので一番美味しい状態で提供される珈琲を味わうことができるのです。そして「ヴェルデ」は、珈琲の煎れ方にもこだわっています。自家焙煎した珈琲豆をオーダーに合った挽き方で挽き、ネルドリップという方法で一杯一杯をドリップしていきます。ネルドリップの珈琲は深い味わいが特徴なため、「ヴェルデ」ではカフェオレが人気のひとつになっています。珈琲の味がミルクに負けないのです。ネルドリップは大変手間の掛かるドリップ方式で、珈琲を煎れるのにも手間が掛かれば、そのドリップの道具の手入れにも手間が掛かります。このように豆の仕入れから焙煎、ドリップまでひとつひとつの手間を大切にしながら最高の一杯が作られるのです。好きでなければできない仕事がそこにあります。
実は「ヴェルデ」のお勧めは珈琲だけではありません。ケーキも大変お勧めです。「ヴェルデ」で提供されるケーキは毎日手作りされた自家製のケーキで、勿論珈琲との相性は抜群です。シフォンケーキなど甘さ控えめに作られたケーキをいただきながらネルドリップされた珈琲を味わうことができるという贅沢な時間が「ヴェルデ」にはあるのです。珈琲好き、ケーキ好きな方、是非とも「ヴェルデ」でゆったりとした時間を過ごしてみてください。