東京メトロ日比谷線2番口から徒歩約3分、駒沢通りを北東方向へ進み、恵比寿一丁目交差点を右に曲がって左側を歩くと左手に昔ながらの定食屋があります。本日は「めし処 こづち」をご紹介させていただきます。
「めし処 こづち」の開業は、何と昭和32年に遡ります。昭和32年生まれですと、現在は60歳、歴史を感じさせます。恵比寿はお洒落な飲食店が多く集まるイメージですが、「めし処 こづち」は、今でも昭和の風情が残り懐かしさを感じさせてくれます。引き戸の入口に掛かる「めし処 こづち」の暖簾、店内はカウンターのみで一列に並んでご飯をいただくスタイル、壁やカウンターの上にはメニュー表として豊富な定食や一品料理の名前が並びます。ファーストフードや丼物のお店などで食事を済ますことの多い方にとって、「めし処 こづち」のような定食屋はありがたい存在なのではないでしょうか。ホカホカのご飯に温かな味噌汁の付いた定食は日本人に生まれて良かったと思わせるものが揃っていると言っても過言ではないでしょう。
「めし処 こづち」には、ハンバーグ定食、とんかつ定食などの定番はもとより、野菜不足を感じる人に嬉しいやさい炒め定食など実に豊富なメニューが揃っています。お昼時には行列が出来るのは、その優れたコストパフォーマンスにも理由があります。お昼のランチは何と500円というワンコインでいただくことが出来ます。日替わりメニューですが、内容も充実しており、ボリューミーな定食はお腹を十分満たしてくれます。恵比寿の駅近くで、この値段で定食が食べられるとなれば、行列が出来るのも納得です。
そして定食だけでは少し物足りないという方であれば、追加で一品料理をオーダーできるのも嬉しいところです。一品料理も玉子焼き、オムレツ、コロッケなど数多くありますが、「めし処 こづち」では肉豆腐が特に人気です。木綿豆腐に肉の旨味とスープの味が染み込んで、ご飯にとっても合う逸品に仕上がっています。
「めし処 こづち」は、盛りが良いことでも知られています。定食のライスも少な目でお願いする人が少なくありません。単品のチャーハンやカレーライスも並盛が大盛ほどの量となっています。知らないで注文してしまうと、きっと驚くことと思います。
営業時間はお昼が中心になっています。夕方には閉店となってしまいますので、仕事帰りに一杯飲みながら食事というのは少し難しいかもしれません。しかし、お昼にしっかりとしたものが食べたいときには是非「めし処 こづち」で定食を食べてみてください。