東京メトロ日比谷線の2番口から徒歩約2分、駒沢通りを中目黒方面に向かいケンタッキーフライドチキンのところを右折して道沿いに暫く歩くと左手に黒く塗られた板に白い文字で「どんく」と書かれた大きな看板が目に入ります。本日は「どんく」をご紹介させていただきます。
長崎の味、長崎の麺といえば、ほとんどの方が「ちゃんぽん」又は「皿うどん」を挙げられるのではないでしょうか。「どんく」は本格的な長崎の「ちゃんぽん」と「皿うどん」を食べられるお店として大変人気の高いお店です。「どんく」が恵比寿で開店したのが1981年のことですから、すでに40年近くお店が続いており移り変わりの早い恵比寿の飲食店事情を鑑みると十分に老舗と呼んでも良いのではないでしょうか。これだけ長い間恵比寿で続けてこられたのは、やはり料理の美味しさとお店の努力があったからなのでしょう。
「どんく」の「ちゃんぽん」と「皿うどん」は二枚看板といっても良いかもしれません。魚介の旨味の効いたあんとパリパリの皿うどんを食べるも良し、太麺とスープを一緒にちゃんぽんを食べるのも良し、いずれも野菜もたくさん食べられてヘルシーな気分にさせてくれます。
「どんく」の人気の秘密は麺だけではありません。コスパに優れたランチも大変人気です。特にチキンカツ定食がお勧めで大きなチキンカツが3~5枚でメニューが分かれています。5枚のチキンカツ定食でも1000円を出してお釣りが来ますのでコスパの高さが分かります。しかも、チキンカツがジューシーで柔らかくて、その食感に驚くばかりです。このチキンカツはただチキンを揚げただけではなく、肉の切り方に秘密があるとのことで、下拵えから職人の技が活かされた逸品に仕上がっています。
また、大きなエビが乗った大きなシュウマイも人気です。プリプリのエビの食感とこれまたジューシーなお肉の旨味、そしてそれを包む皮も美味しく、このシューマイには「どんく」の秘伝が一杯詰まっているとのことです。
「どんく」は実は中華料理店なのです。上記のメニュー以外にも本格的な中華料理も多くメニューにあります。親子2代で続けている「どんく」ですから、様々な試行錯誤が進められて進化し、深化した味を楽しむことができます。また、居酒屋としても使い勝手の良いお店となっています。おつまみになる一品料理も多く揃っていますので、ビールと餃子から始めて「ちゃんぽん」や「皿うどん」で締めるなんていうのも良いですよね。