JR山手線恵比寿駅東口を出て、恵比寿駅東口交差点を超えてポカポカ通りに向かって徒歩約5分、気取らずにフランス料理を楽しめる居心地の良いフレンチビストロのようなカフェがあります。今日は「ル・リオン」をご紹介させていただきます。
「ル・リオン」は、知る人ぞ知る日本におけるフレンチカフェの草分け的存在と言われる須田任氏が恵比寿で2006年に開店したビストロのようなカフェです。ブラッスリーと呼ぶ方もいらっしゃいます。カフェは、日本でも馴染みの深い言葉になっていますが、コーヒーや軽食などを提供する喫茶店のようなお店です。フランスでは夜になるとビールなどのアルコールも提供するお店も多いようですが、日本でもそのようなスタイルのお店が多くなってきたような気はします。ブラッスリーは大衆居酒屋のようなイメージで、カフェよりもお酒の提供がメインになります。いずれにせよ肩肘張らずに食事とお酒が楽しめるお店が「ル・リオン」です。
「ル・リオン」の店名は、リヨンとライオンが由来になっています。リヨンの街はフランス第二の都市で、美食の街としても有名です。そして、ライオンはリヨンの街を象徴する動物なのです。このリヨンとライオンを合わせたのが店名の「ル・リオン」なのです。
「ル・リオン」では、店名の由来に合わせてリヨンの郷土料理を中心にしたメニューを提供しています。特に肉料理は充実していて、牛肉、豚肉を始め、鴨や仔羊を色々な調理法で提供しています。店の雰囲気も良く、リピーターも多いお店であることから味もメニューも充実していることが伝わってきます。
また、ワインの種類も豊富に揃っています。特にコストパフォーマンスに優れる南フランスのワインが多く扱われていることなので、お財布にも優しくワインがいただけます。
高級フランス料理であれば、テーブルの上に並んだナイフとフォークを使って、出てくるコース料理を食べ進めることをイメージされるかもしれません。しかし、「ル・リオン」では、そんなかしこまった雰囲気はありません。良い意味で砕けた雰囲気のお店です。何をしても良い、それが「ル・リオン」なのです。一杯のエスプレッソをはじめ、一杯のお酒であったり、はたまたしっかりとした料理であったりと、その人が自由に楽しめる場所と雰囲気を提供するのがサービスだと考えているのが「ル・リオン」なのです。
ひとりでも、グループでもきっとアットホームに迎えてくれます。是非、一度足を運ばれてみては如何でしょうか。