東京メトロ日比谷線4番口を出て駒沢通り沿いに西方向に向かって歩くこと約3分、とっても洒落た角打ちの酒屋があります。今日は「山本商店」をご紹介させていただきます。
角打ちという言葉をご存知でしょうか。角打ちとは「かくうち」と読み、酒屋で酒を立ち呑みすることを言います。あくまで酒を販売する酒屋さんの一角で酒を飲むことです。この角打ちの言葉の由来は、升酒を飲む際に四角い升の角に口を付けることから来ているという説や、店のカウンターの角で立って酒を飲むことから来ているという説などがあります。
升酒から由来が来ているとなれば、角打ちでイメージされるのは日本酒ということになりますが、「山本商店」では生ビールがジョッキで用意されているほか、ハイボール、ホッピーなどのほか、店内にある飲み物も国内産缶ビールと缶チューハイ以外であれば、酒屋で購入して、その場で開封して飲むことができます。それが角打ちの楽しさとも言えるかもしれません。ワインも種類が豊富でワインクーラーも貸し出してくれるという至れり尽くせりの角打ちになっています。
また、角打ちですから当然にお値段も安くお得です。中ジョッキの生ビールもハイボールも兎に角色々なものが安く呑めます。まさに千円でべろべろになる「せんべろ」のお店だといえます。
角打ちというと店のなかが煩雑としていて気になる人だと少し遠慮してしまうかもしれませんが、「山本商店」はお洒落な角打ちのお店で、女性だけのお客様も多く訪れます。洒落た角打ちのお店を「ネオ角打ち」という言葉で表現することもあるようですが、「山本商店」はまさにそのネオ角打ちなのかもしれません。また、店内と店外にお酒を飲めるスペースが用意されています。店外は冬になるとストーブも入りますので暖かくお酒をいただくことも可能です。店内のカウンターには椅子が設置されたりもしています。
おつまみは基本的に店内にある缶詰や菓子などを購入して酒のアテにします。これらの種類が豊富に揃っているのも角打ちのお店では大変ありがたいところです。また、ワインが豊富に取り揃えているお店ですから、チーズの種類も豊富に扱っていることもワイン好きには堪らないところかもしれません。
角打ちですから、代金には、席料もお通し代も不要です。どれだけ飲んでも居酒屋よりも安い料金で済んでしまいます。
「山本商店」は、これまで角打ちを利用したことが無い方でも安心して行ける角打ちのお店です。角打ちに行かれたことがある方も無い方も是非一度寄ってみてください。