東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番口を出て、日本で最大級の銀行の間の道を北西方向に向かって徒歩約1分、北海道を除けば、ここにしか無いのではないかと思わせる天然の鮭にこだわったお店があります。今日は「鮭殻荘」をご紹介させていただきます。
貝殻荘、かき殻荘、エビ殻荘など素材に強くこだわってきたスパイスワークスが手掛ける数々のお店ですが、今日ご紹介させていただく「鮭殻荘」は、何と石狩市との間で「石狩市と食と観光をPRする飲食店の認定」協定を締結したお店です。すなわち石狩市公認のお店なのです。石狩市といえば、鮭ですよね。鮭料理といえば刺身、焼鮭をはじめ、アイヌの伝統料理でもある「ルイベ」、日本酒がぐいぐい進んでしまいそうな「メフン」などがありますが、石狩市といえば「石狩鍋」がとっても有名です。そして、こちらの看板料理もやはり石狩鍋、石狩地方に伝わる伝統的な料理方法を用いて、忠実に由緒正しい石狩鍋を東京は恵比寿の地で再現しています。鮭の旨味がたっぷり入った白みそ仕立てのスープと一緒に色々な素材の味を楽しんでいただければと思います。
「鮭殻荘」という名前と「石狩市公認」というイメージから、和風のお店の造りで、料理も和食で統一されていると思われるかもしれません。しかし、「鮭」の暖簾をくぐった瞬間、そのイメージは一瞬で覆されることになります。店内はビストロスタイルでテーブルに椅子とソファが並びます。取り扱っているお酒も日本酒、焼酎がメインではありません。赤ワイン、白ワイン、ロゼ、産地もイタリア、フランス、アメリカ、日本のほか様々な産地のワインが揃っています。その種類の豊富さには驚きを覚えます。
そして料理ですが、ちゃんちゃん焼きなどはありますが、サーモンのパイ包み、パエリア、ソテーなどなど鮭の美味しさを伝えるために国籍に囚われることなく鮭料理が提供されています。
「鮭殻荘」は、美味しい食材を探し求めていた社長が北海道で出会った天然鮭の味に心から惹かれ、特に天然鮭が持つ、養殖の鮭とは違う紛れもない旨さを届けたいという気持ちが強く、そのときの「いつか鮭を素材にしたお店をやりたい」という思いが実現したお店だとのことです。
店頭の外側からも見られる生簀には鮭が泳ぐ姿があり、新鮮な鮭を提供する専門店であることを強く主張しています。
是非、駅すぐ側の好立地にある「鮭殻荘」に天然鮭を味わいに足を運んでみてください。