東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番口を出て北西方に徒歩約2分、ピーコックストア恵比寿店の反対側の路地に入り、JR山手線の線路沿いの道路に沿ったモダンなマンションの2階に常時120種類以上のワインを全てグラスで提供するワインバーがあります。今日は「ワンバーエム」をご紹介させていただきます。
マンションの2階にお店を構えるワインバー、初めての訪問の時は、気を付けないと通り過ぎてしまうこともあるかもしれません。1階の壁にワインレッドの看板が目印となっています。階段を登り、扉を開けるとそこが「ワインバーエム」です。
ワインバーエムでは、全てのワインをグラスで提供しています。ワインをお店で頼むとき、少し高級なものや、余り出回らないものなどはボトルでないと注文出来ないということが良くあります。むしろボトルで注文が通常かもしれません。色々なワインを味わいたいとき、大勢であればボトルで頼んでもそれが可能ですが、一人や二人だとボトル一本空けるのもなかなか大変です。
「ワンバーエム」なら、気になるワインを少しずつグラスで注文できますので、数あるワインのなかからお気に入りの種類を探すという楽しみが味わえます。
ソムリエの試験勉強で「ワインバーエム」を利用される方がいらっしゃるのも特徴のひとつです。ソムリエ・ワインエキスパートの二次試験では、ブラインドテイスティングが行われます。ブラインドテイスティングとは、事前情報が何も無い状況でワインのテイスティングを行い、味わい、色、香りなどから、そのワインの品種、産地、収穫年などを探り当てることをいいます。いわゆる利き酒になりますでしょうか。「ワインバーエム」では、ソムリエの2次試験対策のテイスティング用のオーダーを受けており、グラスワインに見えないようにワインの種類を記したタグを付けて提供をしてくれます。ワイングラスを手に何やら真剣な表情で、色を見たり、香りを嗅いでいたり、紙に色々と書きつけている人がいたら、ソムリエ試験の受験生かもしれません。
「ワインバーエム」のこだわりはワインだけではありません。前菜にメインディッシュ、パスタというようにワインとの相性にこだわった料理やおつまみを提供しています。食事もしっかり取れるビストロとしての利用も可能です。また、「Mの祭」と銘打って様々なワインに関するイベントも開かれていますので、気になるイベントの開催などがありましたら、是非とも参加されてみてはいかがでしょうか。リピーターになってしまうかもしれませんね。