東京メトロ日比谷線恵比寿駅4番口を出て北へ徒歩約2分、恵比寿公園の向かい側に洋菓子の街神戸からやってきたアイスクリームとオーブンスイーツのお店があります。今日は「CATERINA東京恵比寿」を紹介させていただきます。
神戸で生まれたスイーツのお店
神戸といえば洋菓子の街です。なぜ神戸が洋菓子の街になったかというと、江戸時代にまで話は遡ります。江戸時代に神戸港が開港となり、海外のお菓子や職人の方が多く神戸の地を玄関口として訪れるようになりました。やがてバターやミルクを現地で調達するために乳牛も持ち込まれ、生クリームを使った洋菓子作りが盛んに行われるようになっていったとのことです。また、関東大震災の影響によって同様に海外の玄関口として賑わっていた横浜から神戸に人が流れてくるようになったことも神戸の洋菓子文化を促進したと言われています。神戸では「ユーハイム」、「ゴンチャロフ」そして「モロゾフ」といった有名店の創業の地としても有名です。そんな神戸で人気を得て、東京は恵比寿に進出してきたのが「CATERINA」です。「毎日食べたいスイーツ」がコンセプトで、アイスクリームなど、脂肪分を低くするために生クリームの使用は控えめとし、砂糖の使用量にも気を使ったスイーツ作りを行っています。また、お店の名前である「CATERINA東京恵比寿」の「CATERINA」は、フランス料理を発展させたと言われるフランス王妃のカテリーナ・ディ・メディチが由来となっています。
こだわりの店内とこだわりのスイーツ
店の内装は神戸本店と同じ白いタイルが壁面に貼られ、綺麗に磨かれたスチール製の棚にはアイスが並んでおり清潔感が溢れ、スタイリッシュにまとまっています。この内装はお客様にキッチンに入って貰うというイメージで作られているとのことで、まさに狙い通りとなっています。勿論お店のこだわりは内装だけではありません。アイスクリームは季節を感じさせる旬のフルーツなどの素材にこだわり、特に主原料は兵庫県産にこだわっています。ソルベにも兵庫県神戸奥須磨の天然水を使用し、オーブンスイーツには添加物や保存料などの使用は一切なく、どれもやさしい美味しさに包まれています。そして、「CATERINA」の看板商品でもある店の名前を冠したアイスクリームがあります。神戸でとれたハチミツで甘みをつけたシンプルなアイスクリームはやみつきになる美味しさです。まだの方は是非一度お試しください。
■ テイクアウトもイートインも
お店ではテイクアウトで利用されるお客様も多いようですが、イートインもできます。また、オンラインショップの利用も可能ですから、離れた方への贈り物としてもお勧めです。