恵比寿駅と広尾駅の間にある渋谷区立臨川小学校の一角にある、臨川みんなの図書館を紹介します。子供はもちろんのこと、大人も楽しめることを目指した図書館です。
2Fに豊富な児童書が揃っています
元は校舎とあって、改装はしていますが名残を感じる館内です。2Fに上がって1教室分を確保しているのが絵本コーナーです。ここは靴を脱いで上がるスペースとなっていますが、国内と国外の絵本を揃えて作者の名前順に並べています。手前には机がありますが、お絵描きができるように上には紙が覆われています。
その隣の壁には、子供達が塗った図書館オリジナルの塗り絵が飾られています。ここでは読み聞かせ会も行われていますが、その記録となる“読み聞かせノート”が靴を脱ぐスペースの手前に置いてあります。ここには読み聞かせをした本の紹介やストーリー、対象となる年齢などが記されているので、自分でも行ってみたい場合には参考になります。
この絵本コーナーの奥は児童書コーナーとなりますが、ここからは臨川小学校になるのでスリッパに履き替えることになります。学校図書室と公立図書館が一緒になる形です。そのために、学校の図書も公立図書館の貸し出しカードで借りることができます。
1Fに一般図書が揃っています
1Fは左右に書架が広がる形となります。入り口の左側は中高生のコーナーと、地域資料や辞典、哲学や語学などとなります。それ以外は左側となりますが、所蔵資料は図書と新聞、雑誌となりCDなどはありません。
エレベーター手前には自由にもらえる本が置いてあります。これは図書館の除籍蔵書となったものや利用者が置いていった古本などで、リサイクル本コーナーとなっています。
元教室の廊下だったところには、ソファも置いてあります。正面にはテーマ展示を行う三角形の棚があります。
内容は一般の図書館と同じ
小学校を利用していますが、その蔵書の内容は一般の図書館と変わらず万遍なく揃っています。一般書は約4万9千冊、児童書は約2万4千冊となります。
この図書館の特徴は何と言っても、学校の名残が残っていることです。臨川小学校は明治10年開校という歴史の長い学校です。改装はしていますが、この図書館はその歴史を感じさせてくれます。
開館時間は火曜日から金曜日が9:00から19:00、日曜と月曜・祝日が9:00から17:00となっています。第2・4の月曜日とその前週の火曜日、さらに第2木曜日は休みとなっています。