今回ご紹介するのは、恵比寿駅西口から歩いて5分、繁華街の中にひっそりと佇む恵比寿神社です。元々は天津神社として111年から113年の景行天皇の時代に創建されたとされる神社です。戦後の区画整理の時に遷座され、兵庫県西宮市の西宮神社の分霊を勧請して恵比寿神社と称されるようになったものです。
恵比寿神社の御利益は?
境内には地元の人やサラリーマンの参拝者が多く見られますが、恵比寿神社の御利益としては、金運や商売繁盛の他に家内安全や無病息災があります。ご祭神としては国常立神・豊雲野神・角杙神・意富斗能地神・伊邪那岐命・伊邪那美命・事代主命(えびす様)がおられます。毎年年末年始になると、様々な会社が社員を連れての昇殿参拝が風物詩となっています。この様子はテレビでもよく放映されています。
お札やお守りは参道正面の入り口にある恵比寿商店街会館で購入できます。販売しているのは平日のみとなります。
最近では、恋愛成就としても有名なようです。そこでえんむすび守というものも販売されています。
毎年10月に開催されるべったら市
恵比寿神社では毎年例大祭が行われる10月19日と20日の2日間、べったら市が開催されて賑わいます。べったら市自体は歴史は浅いようですが、べったらを売る習慣は江戸時代からあったようです。
この2日間はべったら以外にも、道路には様々な出店が並びます。また、2日目には福富くじの抽選も行われます。
福富くじ
恵比寿神社には名物とも呼べる福富くじがあります。これは恵比寿の商店街に加盟しているお店で買い物をすると貰えます。実は朝の参拝の時に神社で貰える日もあるそうです。
御朱印について
神社を巡って御朱印をいただくことがブームになっています。この恵比寿神社でももちろんいただくことはできます。けれども注意が必要なのは、普段神職の方がいるわけではないので、手書きの御朱印は例大祭の時にだけ、拝殿内で墨書きのものを授与していただけます。恵比寿神社の例大祭は、べったら市が開かれる2日間です。印刷されたものであれば、商店会で管理しているので半紙でいただけます。
このように、五穀豊穣にご利益のある恵比寿神社は、最近では恋愛成就でも有名です。実は通常一本であることが多い鈴が、この恵比寿神社には2本あります(正式名称は本坪と呼ぶそうです)。この2本の鈴を2人で鳴らすと・・・気になる方は是非体験してみてはいかがでしょうか。