恵比寿ガーデンプレイスの近く、恵比寿駅東口から歩いて3分のうなぎ専門店“松川”をご紹介します。創業43年の歴史で培われ、幻のうなぎとも呼ばれるブランドうなぎを使った絶品の味とはどのようなものでしょうか。
最高級品の“共水マルトク鰻”はとろけるような柔らかさ
静岡産の最高級うなぎを味わえるお店は、全国で数店しかないそうです。その焼きは関東風の蒸し焼きでふっくらと柔らかな仕上がりです。秘伝のタレは醤油の塩気がなく甘さを抑えているので、臭みのないうなぎ本来の味を楽しむことができます。脂が乗っているけれどもしつこさが無いのが特徴です。蒸し焼きは柔らかい食感が特徴ですが、うなぎの素材感が生きるためなのか、口の中でとろけるような感じです。
関東では肝吸いが一緒についてくるお店は少なくなりましたが、こちらのお店ではちゃんとセットでついてきます。ごはんは多めですが、少し柔らかめに炊けています。タレが万遍なくかかっている点はGoodです。
ごはんの中にもうなぎが入っている贅沢な“中垂れ重”が5、250円で提供されています。そして他のメニューは鰻重とかさね重があり、それぞれ雪が4、200円、月が3、465円、花が2、835円となっています。自分へのご褒美でいただく人も多いようです。
ランチではお得にいただけます
お昼には数量が限定されますが、1、995円のうな重“宝重”をいただくことができます。そしてさらにお得な“白玉重“は1、365円で提供されています。うなぎの白焼きと卵焼きのお重となっています。特にお勧めは、この白玉重です。
うなぎの白焼きにはイクラとワサビが乗っています。弾力のある卵焼きはうす味でなめらかな食感です。付け沿いに漬物とお吸い物がついています。量としては物足りないかもしれませんが、いろんな味が楽しめるので満足できます。
店内はこじんまりとしています
店内はカウンター席とテーブル席がありますが、全部で20席ほどとこじんまりとしています。うなぎは注文してから10分ほどで提供されるので、お昼時でもそれほど待たされずに食べることができます。お酒も種類は多くありませんが楽しめます。お酒のつまみには鰻肝、鰻レバー、鰻ヒレ串のセットがお勧めです。純米吟醸に良く合います。
最高級と名高いうなぎはふっくら柔らかで上品な味です。ただしうなぎは焼き方とタレで味は大きく変わってきます。この松川さんの場合はうす味なので、人によっては物足りないと感じるかもしれません。けれどもうなぎ本来の味を楽しめることが人気となっています。自分へのご褒美で注文してみたい一品です。