一昔前には聞き慣れなかったDIYも、いまでは一般的になりました。ホームセンターにDIYコーナーができたり、詳しい販売員がいるケースも増え、初心者でも始めやすい趣味といえます。しかし、似たり寄ったりのアイテムを使ったDIYになってしまうことや、そもそもいいアイテムが見つからないというような問題も少なからずあるでしょう。そんな方には恵比寿の「P.F.S.パーツセンター」がオススメです。
目黒区東山にP.F.S.の直営店がオープンしたのは1989年ですが、パーツセンターのオープンは2002年。当初は若者の来店が少なかったらしいのですが、雑誌で取り上げられる機会も増え、すっかり客層も変化したのだとか。
取扱いアイテムはオールドアメリカンテイストのものが中心。DIYパーツに限らず、雑貨・家具も充実しているため、店全体が古きよき時代のアメリカを連想させます。
パーツセンターで販売されているパーツのうち、使用例まで提示されているものは、ほとんどありません。これには「使用例を提示することで自由な発想がなくならないように」という店主の想いが込められています。あえてパーツを陳列するだけにとどめ、使い方を考える楽しみも提供してくれているのです。常識や固定観念にとらわれない発想が、DIYの醍醐味といえるのかもしれません。
DIYビギナーにとってハードルが高いのが工具を使っての大工仕事。慣れない作業は危険も伴いますし、道具を揃えるのも一苦労です。しかしアイテムによっては交換するだけで、簡単にDIYできるものもあります。その定番が電気などの「スイッチプレート」と「コンセントプレート」。材質、色、形状…これだけでもバリエーションは豊富にあります。
扉や引き出しの取っ手の交換も、簡単にできるわりに雰囲気を変える効果があるのでオススメです。小さなパーツですが、メーカー既製品にはない不思議な存在感があります。
そして、P.F.S.とコンクリエイトデザインが共同販売している「PILLAR BRACKET(ピラーブラケット)」。2×4(ツーバイフォー)の木材に被せ、床と天井に突っ張らせれば、好みの場所に柱が立てられます。このアイテムを活用すれば、壁に釘やビスが打てない賃貸住宅でも、固定家具がつけられることから人気を集めています。自分で棚を作ってしまうのも面白そうです。※実施にあたっては各物件の賃貸借契約をよくご確認ください。
製品情報:PILLAR BRACKET(http://www.pinkflag.me/pillarbracket/)
せっかくおしゃれな恵比寿エリアに住むなら、お部屋もおしゃれにしたいもの。DIYでイメージを変えるなら、まずはパーツセンターを訪れてみてはいかがでしょうか。
参考:COWCAMOマガジン(https://cowcamo.jp/magazine/column/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8BDIY)