賃貸物件にはさまざまな住まいがありますが、床はフローリングの場合が多いです。
フローリングは畳よりも丈夫で、お手入れに手間がかからないように思われますが、カビが生えたり、変色したりすることはあります。
今回は、フローリングに発生したカビや、変色を除去する掃除方法をご紹介するので、ぜひご活用ください。
賃貸物件のフローリングにカビが生えたときの掃除方法
カビが生えたフローリングの掃除にあたり、特別に準備したいのは、住宅の床に使える中性洗剤と消毒用エタノールです。
そのほかに必要なのは、新品の雑巾2枚・ゴム手袋・マスク・つまようじ・スプレーボトルなどです。
掃除にあたってまずは窓を開け、カビの胞子が部屋のなかにこもらないようにします。
風通しが悪いお部屋では、窓を開けたあとにキッチンやお風呂の換気扇を回しておくと良いです。
準備が整ったら、床に生えているカビに向けて中性洗剤を吹きかけ、5分ほど放置したのち、雑巾による水拭きでしっかりと拭き取ります。
フローリングの溝に生えているカビは、つまようじでこするとうまく除去できます。
これで目に見えるカビは取り除けるものの、目に見えない胞子はまだ残っていることが多いため、用意したエタノールをスプレーで吹きかけて消毒してください。
あとは未使用の雑巾で、掃除した場所を乾拭きすれば完了です。
なお、中性洗剤やエタノールの拭き残しがあると、フローリングの変色につながるのでご注意ください。
賃貸物件のフローリングが変色したときの掃除方法
フローリングが変色する理由はいくつかあり、それぞれで適した掃除方法も変わります。
たとえば足の裏などから出る皮脂によって起きたフローリングの変色には、クエン酸を使うのがひとつの方法です。
皮脂汚れはアルカリ性なので、酸性であるクエン酸が効果的なのです。
粉末のクエン酸を水に溶かして、変色した場所にスプレーし、雑巾で拭き取ってください。
これでは落ちない強力な皮脂汚れによる変色は、床に使える酸性の洗浄剤が有効です。
キッチンの周りでしばしば起こる、油汚れによるフローリングの変色には、床に使える油汚れ用の洗剤を使うと良いです。
使用方法は先ほどと同じで、汚れている場所に洗剤を吹きかけ、雑巾で拭き取ります。
いずれにしても、床に洗剤が残らないようにしっかり拭き取ることなどに注意してください。
まとめ
フローリングで発生したカビや変色には、それぞれに適した洗剤を使った掃除が有効です。
掃除に使った洗剤が残ると床が変色する場合があるので、しっかりと拭き取りましょう。
賃貸物件への入居にあたり、このような掃除方法を覚えておくと安心です。
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