賃貸物件を探すときにホームページを見ると、検索条件一覧の中に「新築・築浅」のような項目をご覧になったことがある方も多いでしょう。
せっかく新生活を始めるなら、新しくてきれいな部屋が良いと思う方は少なくないですが、新築と築浅の違いが何かご存じでしょうか?
今回は、賃貸物件探しで役立つ新築と築浅の違いについてご紹介します。
新築・築浅賃貸物件の違いは「築年数」と「入居履歴」
日本には、不動産に関する法律がいくつかありますが、そのうちの一つに「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」があります。
この法律によると、「新築とは、物件が完成してから1年未満かつ誰も入居したことがない住宅」と定義されています。
そのため誰も住まずに1年が過ぎた場合、または賃貸物件が完成してすぐ誰かが入居して数ヶ月で退去した場合は、その物件は新築の定義から外れてしまうのです。
一方、築浅については新築のように明確な定義がありません。
そのため、物件が完成してから何年以内の物件を築浅と分類するかは不動産会社によってまちまちで、築3年以内としているところもあれば、築5年以内としているところもあります。
新築・築浅の賃貸物件に住むメリット・デメリットは?
続いては、新築・築浅の賃貸物件に住むメリットとデメリットをご紹介します。
メリット1:新しい家に住める
新築・築浅賃貸物件に住むメリットとして最初に思いつくのは、新しい家に住めるということでしょう。
ピカピカの設備、劣化のない壁紙・天井、故障する心配の少ない電気系統・排水管などがある新しい家に住むのは、気分が良いものです。
メリット2:最新の設備を導入している
新築・築浅賃貸物件は、入居者のニーズに応じた最新の設備を導入するケースが多いのが特徴です。
たとえばウォークインクローゼット、オートロック、カウンターキッチン、温水洗浄便座なども、近年の新築・築浅賃貸物件で見かけることが多くなった設備の一部です。
メリット3:高い防犯性を維持するセキュリティが導入されていることが多い
最近の賃貸物件は、エントランスのオートロックや各住戸のモニター付きインターフォンだけでなく、ピッキングがされにくいタイプの玄関キーや24時間管理スタッフの常駐などが導入されているところもあります。
デメリット1:家賃が高い
先ほど挙げたような魅力的なメリットがある新築・築浅賃貸物件ですが、そのぶんどうしても家賃が割高になります。
家賃は毎月支払うものなので、メリットを重視するあまり無理な支出とならないようにご注意ください。
デメリット2:人気が高い
「なるべくきれいな部屋に住みたい」と思うのは誰しも同じです。
とくに新築賃貸物件は、完成前から入居者募集を出すケースがあり、気づけば満室になっていた…なんてこともあります。
また年明け~3月頃は賃貸物件の流動が一番大きい時期で、人気条件の新築・築浅物件の空室が埋まるスピードも早いため、気になる物件を見つけたら早めに問い合わせるようにしましょう。
まとめ
新築・築浅賃貸物件の違いとメリット・デメリットをご紹介しました。
これから賃貸物件を探す際、新築・築浅物件をご希望される方は、ぜひ参考にしてみてください。