JR山手線恵比寿駅東口から徒歩約6分、恵比寿駅東口交差点を恵比寿四丁目交差点に向かい、同交差点を右に曲がって右側3本目の曲がり角の路地に入ると趣のある門が見えてきます。
本日は懐石料理の人気店「恵比寿くろいわ」をご紹介させていただきます。
「恵比寿くろいわ」にはメニューがありません。予算に合わせて二十四節気を表現した店主お任せの懐石料理となります。
二十四節気とは季節を表す暦のようなもので、1年を12の節気と12の中気に分け、それぞれに季節を表す名前が付けられています。
夏至、冬至、春分、秋分などは馴染み深いと思います。
1年を24分割して、その季節を表現するのですから、「恵比寿くろいわ」では必然的に旬の食材を味わうことができるという訳です。
メニューはありませんが、季節ごとの、旬の食材での特別メニューは用意されています。
1月は河豚、12月は松葉蟹というように月ごとに旬の食材が用意されており、希望に合わせてこれらの旬の食材を使った料理も提供してくれます。
民俗学者であった柳田國男は日本人の伝統的な世界観のひとつとして「ハレとケ」を提唱しました。
「ハレ」とは正月、節句、七五三、成人式、結婚式などの非日常のことを表します。
そのような「ハレの日」には、親戚一同が会したり、家族でお祝い事をするため特別な会食を行ったりすることが多いものです。
「恵比寿くろいわ」はこのような「ハレの日」の会食の席として勧めなお店です。
「恵比寿くろいわ」の最上階の秋田杉の柱で設えられた部屋、中央の秋田杉の一枚板で造られたテーブルが格調の高さを感じさせてくれます。
さらに、店主によって考えられた季節を活かした「ハレの日」のための食事が、ご結婚、お食い初めなどの「ハレの日」の内容に合わせて用意され、大切な「ハレの日」を忘れられない日に変えてくれることでしょう。
「恵比寿くろいわ」で提供されるのは懐石料理ですが、そもそも懐石料理は茶道から産まれたものであることをご存知でしょうか。
懐石料理とはお茶をいただく前のおもてなしの料理なのです。
このため本来、最後には抹茶をいただくものであり、お茶請けとしてお菓子が振る舞われます。
「恵比寿くろいわ」でもお茶菓子が振る舞われますが、大変好評であることからお土産として大変な人気を博しています。
上生菓子、御干菓子、棹菓子などが用意されていますので、是非、ご贈答、ご進物などにご利用されてみては如何でしょうか。
「恵比寿くろいわ」は人気のお店になっておりますので、ご利用の際にはご予約されることをお勧めします。