JR山手線恵比寿駅東口から徒歩約10分、通称「新橋グルメ通り」を進み、恵比寿二丁目交差点を左に折れて新橋手前を右の路地に入り丁字路までいくと右手に恵比寿でも予約困難なことでも有名なイタリアンがあります。
本日は「ペレグリーノ」をご紹介させていただきます。
西麻布で予約の取れないイタリアンの名店として有名だった「ペレグリーノ」が、恵比寿に移転したのが2015年4月のこととなります。
話題のお店が移転となれば、席数も多くなって予約が取り易くなるのではと思われる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、「ペレグリーノ」は違います。西麻布では12席だった席数が恵比寿では何と6席となったのです。実に半分となりました。
さらに「ペレグリーノ」では1日1回転のため座席数がその日に食事をいただくことができる人数ということになります。
そして営業が行われるのは水曜日、金曜日、土曜日、日曜日と週に4日なのです。
つまり1週間で24人しか「ペレグリーノ」のイタリアンを味わうことができないのです。
多くの人が行きたいと思うお店ですから、恵比寿に移転してから行ける機会を持てた人は大変幸運なのかもしれません。
それくらいに予約を取るのが難しいイタリアンなのです。
「ペレグリーノ」の理念はシェフの基本理念である「すべてを最高値で」を実現することです。
このため6席のお客様に最高のおもてなしを実現すべく接客、調理をすべて「ペレグリーノ」のシェフ高橋氏がひとりで対応されています。
ひとりで対応出来て、かつ一番良いものを味わっていただくためには6席が上限なのかもしれません。
この最高値の提供を行うために「ペレグリーノ」での料理の提供は時間が決められており、営業日は19時30分に6席のコースが一斉にスタートとなります。
「ペレグリーノ」では最高値のための準備に余念がありません。
「ペレグリーノ」での名物といえば生ハムですが、この生ハムをスライスするためのスライサーの扱いひとつにもシェフの高橋氏のこだわりが強く表れているのです。
「ペレグリーノ」の手動生ハムスライサーのメンテナンスはシェフ自らが行っており、その手入れは非常に入念です。
水拭きと乾拭きを繰り返し、拭き跡が残らない状態にまで磨き上げていきます。
この手入れを他人に任せないのは自らが行うことで狙ったハムの厚み、香りが出るとのことで、最高値にこだわる職人気質を感じます。
「ペレグリーノ」はこのような料理の職人による、こだわりのお店なのです。
いつかは味わってみたいと思わせてくれるお店です。