JR山手線恵比寿駅西口を出て徒歩約2分程度、「恵比寿銀座」を少し入ってパチンコ屋の横の路地通りを入ると縄のれんが掛かった木の引き戸のお店があります。今日は「美㐂家」をご紹介させていただきます。
お洒落な街として人気の高い恵比寿ですが、そんな街にもどことなくノスタルジーを感じさせるエリアはあるものです。JR恵比寿駅西側の恵比寿銀座界隈は華やかな恵比寿の街というイメージからは少し外れているかもしれません。そこは通り自体に昭和を感じさせる雰囲気があり、個性的なお店が連なっていたりします。そんな恵比寿通りにあるパチンコ屋の横に細い路地があるのですが、夜は白く光る看板が恵比寿銀座からも良く見えます。白い看板には黒いはっきりとした文字で「美㐂家」とあります。「美㐂家」は、なかなか難しい漢字が使われていますが、「みきや」と読むのだそうです。そんな「美㐂家」の前まで歩を進めると、これまた懐かしい感じのする縄のれんとガラスが嵌め込まれた木の引き戸の店構えが目に入ってきます。正直、何も情報が無ければ入るのに多少勇気がいることだろうと思われます。敷居が高いという訳ではないのですが、そこだけ時代に取り残されたかのような雰囲気がそんな気にさせてしまうのかもしれません。しかし、「美㐂家」は気さくなおばちゃんが切り盛りする魚の美味しい小料理屋として人気のお店なのです。
「美㐂家」は魚をメインとした小料理屋なだけあって扱っている魚介の種類は実に豊富です。煮魚、焼き魚、刺身と色々と揃っています。刺身を肴にして、まずはビールで喉を潤し、香ばしい焼き魚を食べたあとに、日本酒を飲みながら煮魚をつまむなんていうのも良いのではないでしょうか。壁に張り出された手書きのメニュー表もいい味を出しています。お酒もビール、日本酒、焼酎など揃っていますので、ゆったりとした時間の中でお酒と食事を楽しむことができることでしょう。そんな雰囲気に溢れたお店になっています。そして何よりも皆からおばちゃんと親しまれる店主の存在が明るい雰囲気を醸し出してくれています。
「美㐂家」はランチ営業もしています。ランチというと簡単に済ませてしまい勝ちになり、ついつい栄養バランスが偏ってしまいますが、そのような中ランチで魚料理を手頃な価格で提供してくれるお店は大変貴重な存在です。しかもランチでも煮魚、生魚、煮魚と種類を多く提供してくれています。是非、魚が食べたくなったら「美㐂家」へ足を運んでみてください。