「住みたい街」として人気の恵比寿。その理由のひとつに、アクセスのよさが挙げられるでしょう。公共機関の利便性はもとより、渋谷、代官山、中目黒など主要スポットの中央に位置していて、徒歩圏内というバツグンのロケーションも大きな特徴です。
なかでも代官山は距離約1キロ、徒歩10分程度と最も近いファッションタウン。散策がてらウインドウショッピングを楽しめるため、散歩コースとしてもオススメです。そこで今回は、代官山の歴史や魅力についてご紹介します。
渋谷区南西にある、オシャレな街のイメージの強い代官山。そのランドマークが、2000年(平成12年)に竣工した複合商業施設「代官山アドレス」です。同施設は「同潤会代官山アパートメント」の跡地にあります。関東大震災の被害を教訓に、鉄筋コンクリート造の不燃の住宅を供給する目的で建てられたアパートでしたが、老朽化によりその役目を終え、生まれ変わりました。再開発が行われてからは、それまでのひなびた地域という印象から一転して、閑静な高級住宅街、ハイセンスな街のイメージを確立しています。
著名建築家・槇文彦氏が手がけた「ヒルサイドテラス」、竹山実氏の「エジプト大使館」など有名建築物が建ち並ぶ旧山手通り周辺は、多くのテレビドラマのロケが行われるエリアです。
特に西郷山公園の人気が高く、「東京ラブストーリー」「ロングバケーション」「やまとなでしこ」らヒット作が目白押し。付近のレストランも「王様のレストラン」や「失恋ショコラティエ」に登場しており、実際に訪れるとドラマのシーンが思い浮かぶ人も多いのでは? ドラマの世界に入ったつもりで、ロケ地を歩いてみるのもいいですね。
恵比寿のイルミネーションといえば、恵比寿ガーデンプレイスを中心に例年盛り上がりを見せています。しかし代官山も負けてはいません。あなたと大切な人のクリスマスを彩る、上品で大人向けのイルミネーションが、ここにあります。
代官山駅そばの「ラ・フェンテ代官山」は、主に壁面などをライトアップ。当建物は商業施設ですから、ショッピングの途中でひと休みしつつ、イルミネーションを楽しむことができます。「代官山アドレス」のショッピングゾーン、ティセもクリスマスフェアの開催にあわせて、イルミネーションを点灯。2015年はプリンセスをテーマに、馬車やティアラをモチーフとした装飾が代官山を彩りました。有名人を招いて華やかに行われる点灯式も、見所のひとつです。
恵比寿のように質の高い住環境が整う街に暮らすと、駅周辺だけで日々の生活を送ってしまうもの。しかし少し足を伸ばしてみると、新たな出会いや発見があるかもしれません。