恵比寿と言えば都内でも屈指のオシャレな街ですが、もう一つ忘れてはいけないのがサッポロビールです。
JR恵比寿駅の発車メロディーがエビスビールのCM曲を使っているほど、ビールにちなんだ街、ビール坂商店会の由来や加盟店についてお話しいたします。
(※画像はイメージです)
渋谷区恵比寿のビール坂商店会の由来と街灯
渋谷区恵比寿4丁目、ちょうど恵比寿ガーデンプレイスの隣にサッポロビール本社とヱビスビール記念館があります。
ここは1887(明治20)年9月に日本麦酒醸造会社、今のサッポロビールが設立された場所になります。
そして1890(明治23)年エビスビールが発売され、そのラベルには恵比寿様が貼られました。
そのサッポロビールの工場で出来たビールを運搬するために、1901(明治34)年に貨物専用駅が造られ、その後ビールの名にちなんで恵比寿駅と名付けられました。
この駅近くの坂を荷馬車が行き来し、工場に勤務する人たちが往来していたために「ビール坂」と呼ばれるようになったのがビール坂の由来です。
現在の場所で言うと、加計塚小学校から恵比寿4丁目の交差点にかけての坂になります。
この坂を中心にした4丁目周辺を恵比寿ビール坂商店会とし、2019年のビール祭りでは32店舗にも及ぶ出店がありました。
2011年からはビール坂祭りが開催され、2018年に街灯がビールジョッキを模したデザインに一新されました。
歩いているとついビールが飲みたくなってしまうユニークなデザインのこの街灯は、長寿命で環境に優しいLEDランプを採用しています。
この街灯が設置された際にもお披露目を兼ねたお祭りを行ったようです。
渋谷区恵比寿のビール阪商店会に加盟しているお店
2019年より渋谷区商店会連合会に加盟し、商店会名を「恵比寿ビール坂商店会」に変更しました。
ビール坂商店会というくらいなので、加盟店はビールを出す飲食店ばかりなのかと思うかもしれませんが、実際には様々な業種のお店が加盟しています。
確かに場所柄飲食店が多いのですが、居酒屋のみならずカフェや和菓子屋、懐石料理店なども加盟しています。
また美容院や整体院など美容系、ファッション系の他、電気屋、花屋、自転車屋、そして区議会議員事務所まで加盟しています。
ビール坂という名前がついていても、ビールに関係していない多くのお店が加盟しているのは、商店会の人たちが街を大切に思っている証と言えるでしょう。
まとめ
ビール坂で行われるビール祭りでは、つみれ汁の提供や盆踊りなど、その年その年で新しいことを試みる様子がうかがえます。
都内の真ん中にありながら、街の人たちが一丸となって街を盛り上げているところがビール坂の魅力と言えるでしょう。
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