JR山手線恵比寿駅東口を出て徒歩約12分、都道305号線を東に向かって進むと首都高速2号目黒線とぶつかる交差点が恵比寿三丁目の交差点となります。
この恵比寿三丁目交差点付近には銭湯がふたつあるのをご存知でしょうか。
本日は「宝来湯」と「三越湯」をご紹介させていただきます。
最近はどこのお宅にも風呂があるのが一般的になりました。
しかし、少し前には自宅に風呂が無いということも珍しくはない時代もあり、夕方になると銭湯に向かう人を多く見かけるということも日常の風景のひとつでした。
そのような時代には銭湯は生活に欠かせない施設であり、至るところに銭湯の高い煙突があったものです。
風呂付の自宅が一般化してくるとともに銭湯は数が減っていき、渋谷区でも同様で今では10カ所程度残るだけとなっています。
それでも広い湯船に浸かりたいと思う人や、風呂無しの物件に住んでいる人にとっては銭湯の存在はありがたいものであることに違いなく、風呂付の家に住んでいる人でも給湯器の故障などで風呂に入れないというときには銭湯を使われるのではないでしょうか。
恵比寿三丁目の交差点付近には、当該交差点から南西方向に約130m程度行くと「宝来湯」が、東方向に約220m行くと「三越湯」があります。
恵比寿三丁目交差点から南に行った「宝来湯」は地下1階にある珍しい銭湯です。
外苑西通り造にある階段口から地下へと続く、やや急な階段を降りていくと銭湯の出入り口となります。
休憩室にはマッサージチェアも用意されており、風呂上りにリラックスした気分で使ってみるのも良いと思います。また、日曜日は料金無料でサウナも利用できます。
恵比寿三丁目交差点から東に行った「三越湯」は、所在は港区となります。
正式には「アクアガーデン 三越湯」です。
銭湯とは思えない料亭のような入口を入り、奥に進むと銭湯の下駄箱です。
こちらの銭湯にはバーカウンターがあり、ビールなどの販売も行っていますので風呂上りの一杯を楽しみにしている方には大変嬉しい銭湯ではないでしょうか。
浴槽は週替わりで男女入替となっており、岩風呂、ジャグジー、電気風呂、腰掛湯など色々な浴槽が用意されています。なお、サウナは別料金となります。
「宝来湯」は、月曜から金曜までの平日は午後4時から午後11時までの営業、日曜と祝日が午後4時から午後10時までの営業、土曜日が定休日です。
「三越湯」は、午後3時半から午後11時までの営業で毎週金曜日と第3木曜日が定休日となっています。
近くに銭湯がふたつもありますので、銭湯好きな方には大変魅力のあるエリアとなることでしょう。