JR山手線恵比寿駅東口を出て徒歩約7分、通称グルメ通りを進んで、恵比寿橋南交差点を少し超えると左に入る路地があります。
路地沿いに進んだ右手に日本酒にこだわったおでんのお店があります。
本日は「日本酒 はなたれ」をご紹介させていただきます。
「日本酒 はなたれ」は以前「はなたれ」という名前の居酒屋で修行をしていたご主人が2015年に恵比寿で開いたお店です。
大学生のときに一杯の熱燗で日本酒に目覚めたというご主人が大学を途中で辞めて、酒屋や飲食店などで修行を積んで開業したとのことで、日本酒に対する愛に溢れたお店になっています。
日本酒に合う、うまい魚を使って酒のつまみを提供したいという思いで、試行錯誤のうえ出来上がったのが「日本酒 はなたれ」で提供している海おでんです。
海おでんという料理はあまり耳にしたことがありませんが、「日本酒 はなたれ」のおでんは羅臼昆布とシラスの地干し、たまり醤油で取ったダシに、魚や貝などの海鮮を中心に具としているから海おでんなのでしょうか。
おでんというと既に煮込んだものからお客さんがオーダーしたものを取り出して提供するのが一般的なイメージですが、「日本酒 はなたれ」の海おでんはオーダーが通ってから具を軽く煮込んで提供するというスタイルです。
濃い目のダシがこのスタイルに絶妙にマッチしています。
濃い目のダシで軽く煮込んで提供するスタイルでは、普通のおでんではほとんど見かけることがない具材が提供されます。
あなご、岩ガキ、ししゃも、サンマやハマグリなどをおでんとして提供してくれます。
ご主人がこれらの具材に合わせて火加減を調節して煮込みますので、どれをオーダーしても日本酒に合う最高の状態で味わえるのです。
また、豆富やタマゴなどのお馴染みのおでん種もあります。
おでんと一緒に楽しむ日本酒も種類が豊富ですが、なかでも「昇龍蓬莱」の「はなたれオリジナル」からいただいてみるのは如何でしょうか。
「日本酒 はなたれ」の料理に合うお酒を特別に酒造で作って貰ったという日本酒です。
「日本酒 はなたれ」はカウンター10席のとってもこぢんまりとしたお店です。
人気店でもありますので、「日本酒 はなたれ」に行かれる方は予約をされるか、事前に空席の確認をしてから向かわれることをお勧めします。
営業時間は18時から翌日の4時半までとなっていますが、おでんのダシが切れた場合にはその時点で閉店となりますので、注意が必要です。
7名以上からは貸切も承っている様ですので、小さな集まりには仲間だけでわいわいと楽しめる使い勝手の良さもあります。
是非、「日本酒 はなたれ」で日本酒と海おでんを味わってみてください。